コーチング

大切なのは聴き方!コーチングスキルから学ぶ話を聴く時のポイント

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こんにちは、コーチングを勉強中のスンシンです。

2021年3月からライフコーチワールドでコーチングを勉強しながら、独立するための準備をしています。

コーチングを学ぶ前は、人とのコミュニケーションは感覚的に行なっており特別気にしたことはありませんでした。

ある日、彼女から相談があるから聞いてほしいと言われたので、一通り聞いた後に「もっとこうしたらいいんじゃない?」「自分ならこうするよ」とアドバイスをしました。

すると彼女は「全然話聞いてくれないじゃん」「もういい」と怒ってしまいました。

僕は訳がわかりませんでした。

後で怒った理由を聞いてみると、「ただ話を聞いてほしかった」「別にアドバイスがほしいいわけじゃない」とのことでした。

この経験から話を聴くということについて勉強したり意識するようになりました。

この記事では聴くとはどういうことか、聴く時のポイントについてまとめます。

聞く、聴く、聴く

「きく」には3つの違いがあります。

3つの「きく」
  1. 聞く(hear)
  2. 聴く(listen to)
  3. 訊く(ask)

①聞く(hear)

聞くとは、音を耳で感じとることです。

「車の音が聞こえる」「人の声が聞こえる」などはこの聞くです。

自然に耳に入っていくるといった場合に使います。

②聴く(listen to)

聴くとは、心を傾けてきくことです。

「演奏を聴く」「講演を聴く」などはこの聴くです。

内容を理解しようとしたり、心に響くものを感じようとする場合に使います。

コーチングでのきくはこの聴くです。

③訊く(ask)

訊くとは、関心を向けて相手にたずねることです。

「名前を訊く」「事情を訊く」などはこの訊くです。

情報を知りたい時、相手に問いかけたい場合に使います。

なぜ話を聴けないのか?

彼女からの相談のように、自分では聴いていたつもりでも相手は聴いてくれていないと感じてしまうのには理由があります。

話を聴けない理由
  1. 脳の処理能力に余力があるから
  2. 自分に意識が向いているから

①脳の処理能力に余力があるから

人が1分間に話すスピードは100〜175文字くらいです。

脳が1分間に処理できるスピードは600〜800文字くらいあります。

つまり、人の話を聞きながら同時に他の考えもできるくらい脳には余力が残っていることになります。

こんな経験が一度はあると思います。

相手の話を聞きながら、相手の服装のことが気になったり、今日のスケジュールが気になったりしたことはありませんか?

それは脳に余力があるからできてしまうことなのです。

話を聴くためにはこの余力の使い方が大切になってきます。

②自分に意識が向いているから

話を聞いていると他のことを考えがちです。

「なんてアドバイスしようかな」「次はこんなふうに答えようかな」「自分はこう思うんだよな」「もっとこうしたら解決しそうだな」「それは自分も経験したことだな」

そしてタイミングを見計らって、自分が思ったことを話したりアドバイスをしてしまいます。

ときには相手より自分が話す時間の方が長くなったりします。ここまでくると、どっちが話を聴いているのかわかりませんよね。

このように相手ではなく自分に意識が向いていると話を聴くことはできません。

話を聴いてもらいたいだけなのに、相手がペラペラ喋り始めるとそりゃ彼女も怒ります。

聴くことが相手に与える影響

聴くことが相手に与える影響
  • ことばにすることで思考が整理される
  • 理解されることで存在が承認されたと認識する

自分が考えていることや思っていることをことばにすることで、客観的に自分の思考を見ることができます。

実際にことばにしてみるとそれほど問題ではないと感じたり、本当は違うことを話したかったことに気づいたりすることがあります。

人は理解されることで存在が承認されたと認識します。

話を聴いてもらうだけでも、相手は自分を受け入れてもらえたと実感することができます。

聴く時のポイント①:相手のために聴く

相手のためを想って聴きます。

自分が話したいことやアドバイスをしたくなっても我慢しましょう。

何かを教えたり、経験談を話すことはとても気持ちがいいものです。

しかし、話を聴く時間は相手の時間。

脳の余力も全て使って、自分ではなく相手に意識を集中させて聴くことが大切です。

聴く時のポイント②:ペーシング

ペーシングとは相手のペースに合わせながら聴くことです。

姿勢、言葉、トーン、スピード、呼吸などを相手に合わせることで話しやすい状態を作ります。

相手が焦っていたり、落ち着きがない時のなどは意図的にペーシングをずらす(ゆっくりはなしたりトーンを抑える)ことで話しやすい状態をつくることもできます。

相手と同じ単語や業界用語などを使うこともペーシングになります。

聴く時のポイント③:何を聴くのか意識する

具体的に何を聴くのか、聴き方を4種類に分けて解説します。

これらを意識することで、相手の話をより深く聴くことができます。

①耳で聴く

実際に聞こえるを聴きます。

明暗などのトーン、高さ、勢い、響き、こもり、方向、大きさ、スピード、間、繰り返す言葉、特徴的な単語など

②目で聴く

目に見える相手の表情表面を聴きます。

身振り手振り、表情、姿勢、呼吸、汗、目の動きなど

③頭で聴く

思考考え行動何について話しているのかを聴きます。

背景、常識、〜べき、自責、他責、思い込み、信念、セルフイメージ、価値観、基準、自分、他人、環境、会社、時代、お金、やったこと、やってないこと、やりたいこと、すべきことなど

④心で聴く

感情意思を聴きます。

喜び、悲しみ、怒り、寂しさ、無力感、劣等感、幸せ、苦痛、不満、エネルギー状態、決断、覚悟、意欲、情熱など

最後に:聴く前に大切なこと

この記事で話したポイントはあくまで技術的な要素です。

そもそも話を聴くためには、相手ががあなたに話したいと思わなければ聴くことすらできません。

信頼関係が必要になります。

信頼関係があってこそコミュニケーションが深くなると思っているので、まずは信頼関係構築力を磨くことが大切です。

信頼関係構築力は自分自身とのコミュニケーションが取れるようになることで強化されていきます。

自分の軸をしっかり持つことで、周りに流されないようになりどっしりとかまえられるようになります。

自分が大切にしていることは何か?得意なことは?苦手なことは?すきなことは?人生の目標は?

自分の心の声もしっかり聴いてあげることが大切です