コーチング

なぜ今コーチングなのか?コーチングのメリットと可能性について

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こんにちはライフコーチのスンシンです。

ゲームも仕事も両方楽しむために生きています。

この記事では

  • そもそもなぜ今「コーチング」なのか
  • コーチングとはどんなものなのか
  • コーチングを受けるメリット
  • 人生をよりよくする可能性としての「コーチング」

について書いていこうと思います。

僕はコーチングに出会って自分の人生が大きく動き始めたので、この記事を読んで少しでも、

コーチングを受けてみようかな

コーチングを学んでみようかな

と思っていただけたらうれしいです。

そもそもコーチングってなに?

スポーツをしたことがある人であれば、「コーチング=仲間への指示、何かを教える」「コーチ=トレーニングメニューを考えたり技術を教えてくれる人」こんなイメージがあると思います。

ここで言うコーチングはそれとは違います。

コーチングとは

僕はコーチングをクライアントの成長を支援するためのパートナーシップと定義しています。

具体的に何をするかというと、クライアントの話を聴いて質問したり感じたことをフィードバックすることでクライアントから本質を引き出します。

コーチングに決まった定義はありません。それぞれの団体や個人がコーチングについて学んだことを内側で消化して最適な言葉で定義しています。

言葉やニュアンス、どんなアプローチをしているかはそれぞれ違いますが、コーチングの姿勢や使われるスキル、本質的なものは同じです。

【世間一般のイメージ】

  • トレーニングメニューを考えたり技術を教える
  • 指示したり具体的なアドバイスをする
  • モチベーションを上げさせる。やる気にさせる
  • 問題を解決してくれる一つの手段
  • 特定の分野に詳しくないと、そのテーマでコーチングができない

【コーチング業界】

  • コーチとクライアントの関係そのものがコーチング
  • 「在り方」+「コーチングスキル」=コーチング
  • 問題を解決する手段ではない
  • 基本的に何かを教えたりアドバイスはしない
  • コーチが思う答えに誘導したり強制したりしない
  • クライアントに気づきを与える
  • クライアントの無意識にある本質を引き出す
  • クライアントが自分の内側を探索する時間
  • 自分が専門ではない分野でもコーチングはできる

問題解決の手法ではない

コンサルタントやアドバイザーであれば、問題解決や課題を達成するための情報を提供したり、具体的な方法を提案したりします。

しかしコーチングはアドバイスや具体的な情報を提供したりしません。

そのかわり、質問やフィードバックを行うことでクライアント自身が自分の内側から答えを探し出せるようにサポートします。

問題を解決しないならコーチングを受ける意味あるの?

意味はあります。

ブログで10万円を稼ぐ方法、毎日3分で腹筋を割る方法など、ブログやYouTubeなどでノウハウを知っているはずなのに行動できずに問題を解決していないことはありませんか?

コーチングは問題を解決するための情報を知ってから行動に移すまでの差、行動を続けて理想を叶えるまでの差を埋めるためにはとても有効です。

さらに、その問題を捉え直すことで問題ではなくなることもあります。

「方法は知っているんだけど、いざ行動しようとするとモヤモヤして結局いつもの自分になってしまうんだよ!!!」という方に受けてもらいたいです。

問題を問題として捉えない

「転職がうまくいかない」と言う問題を例に解説していきます。

「転職をどのように捉えているんですか?」「転職が成功したら自分の人生にどんな影響があるんですか?」「30万円稼いでどうしたいんですか?」「30万円稼ぐことは自分にとってどんな意味があるんですか?」「僕には転職したくないように見えます」

このような質問やフィードバックを使ってクライアントの思考を刺激し続けることで、内側から本質的な答えを引き出します。

「転職がうまくいかない」という問題をただの問題として解決するのはなくて、「転職した先に何を求めていて、どんな目的があるから転職できないという問題になっているのか?」というふうにアプローチしていきます。

成長した結果、問題が解決する

自分の無意識に気づき、自分を知ることで人は成長していきます。

「転職がうまくいかない」という問題から、自分が本当に望んでいるものを知ることになるかもしれませんし、親を安心させたいという気持ちなどを知るかもしれません。

いろんなことに気づくことで、「転職を成功させる」というゴールではなく、また別のゴールが見えてくるかもしれません。

だから僕はコーチングを「成長を支援するためのパートナーシップ」と定義しています。

あくまで成長することが目的であって、問題が解決するのはオマケです。

なので問題を解決するためだけにコーチングを使うことはあまり効果的ではありません。

コーチとクライアントそれぞれの役割

コーチングはパートナーシップなので、どちらかだけが頑張っても効果は出ません。

コンサルタントのように依頼をすれば望んだ結果が手に入るというわけでもありません。

お互いがそれぞれの役割を理解し、取り組むことでコーチングの効果は100%発揮されます。

コーチの役割

  • クライアントの可能性を心から信じる
  • コーチ自身も自分を磨き成長し続ける
  • 傾聴、質問、フィードバックなどのスキルを使って気づきを与える
  • 守秘義務を守る

コーチングには安心してコミュニケーションができる関係性が必要です。

クライアントが他の人には話せないこともコーチだけには話せる、そんなコーチの在り方が必要になります。

クライアントの役割

  • 本気で自分自身と向き合う
  • フィードバックは一旦受け止める
  • 小さなことからでも行動に移す
  • 自分自身の可能性を信じる

話をするだけで終わってしまっては成長しません。

コーチングセッション→行動→振り返り

この流れが全てコーチングになります。コーチは問題を直接解決しないので、クライアントが自分自身で考えてアクションプランを立て、行動していくことになります。

全てをクライアント任せにするということではなく、人生の主役はクライアントであり、あくまでコーチはサポーターということです。

コーチングを受けると何を得られるの?

コーチングを受けて得られるものは、

  • クライアントのことを100%信じて話を聴く存在
  • 無意識にある本質を探索する質問
  • 正直なフィードバック
  • 自分自身と向き合う時間
  • 新たな気づき
  • 新たな視点
  • 思考の整理
  • 自分の存在を認めてくれる安心感

です。

自分の話にアドバイスしてくることもなく、良い悪いと評価することもなく、無駄だ無理だと否定せずにただ聴いてくれる存在は身の周りにあまりいないのではないでしょうか。

コーチングを受けることでクライアントが自分自身の本質と向き合うために必要なツールを得られます。

コーチングを受けるメリット

コーチングを受けると自分にどんな影響があり、その結果どうなるのかを順番に解説していきます。

どんな影響があるのか

  • モヤモヤした悩みが解消
  • 根拠のない自信の増加
  • 他人と比較しなくなる
  • 自分で物事を考えて行動するようになる
  • 自分を好きになる
  • エネルギーマネジメントが上手くなる
  • ストレスの原因に気づき、適切な距離を保てるようになる
  • 将来への不安感が減る
  • 本当にやりたいことが見つかる

セッションだけで影響が出るものもありますが、ほとんどは行動→振り返りを繰り返す内に少しずつ実感してくるものになります。

影響の結果どうなるのか

  • 幸福感が増す
  • 自分の望みを叶えられるくらいに成長する
  • 自律した人間になる

最終的にクライアントは上記の状態になります。

何度も書いていますが、コーチングは対話をする時間だけがコーチングではありません。

コーチングセッション→行動→振り返り

このサイクルがコーチングであり、これを繰り返すことで少しずつ自分が変わってくるので、コーチングの効果を実感するには数ヶ月の時間が掛かります。

なぜ今コーチングなのか?

正解を探すように育ってきた

20代の僕たちは幼い頃から正解を探すように育ってきました。

学校の試験には正解が用意されており、それに答えられるように勉強をします。

社会人になると人生の正解を探すようになります。

より給料が高くて安定した会社に入ることを人生の正解(目標)にしている人もいるのではないでしょうか?

そうやって育ってきたので、自分の外側に見えていた正解(良い会社、安定した生活など)が見えなくなってくるとどうすればいいのか分からなくなり悩んでしまいます。

僕たちの思考のクセ

僕たちは思考のクセとして、試験のテストのように正解は自分の外側に用意されているものだと考えてしまいます。

だから自分の人生の正解も必ずあると信じて探すのですが、探せば探すほど悩んでしまいます。

なぜなら人生の正解は人の数あるので、その中から自分が正解だと思う人生など見つかるはずもありません

「良い会社に就職すれば幸せになれる」

これは正解でもなんでもなく、ただ良い会社に就職して幸せだと感じた人が言っている、他人の人生の正解です。

他人の人生の正解を自分の人生の正解だと信じたばかりに、それがなくなると別の人の正解を探してしまう。

「プログラミングで人生が変わった!」「アフィリエイトで毎月100万円稼ぐ!」「不動産オーナーになろう!」などが目に入り、なんとなくそれが正解だと思ってしまう。

自分の外側に正解だと信じられるものがないと生きられない人間に育ってしまったのです。

現代はとても豊かな時代

現代はVUCA時代と呼ばれるようになり、なんだか生きるのが難しい時代というイメージを持ってしまいがちですが、僕はそうではないと思っています。

僕が住んでいる日本では仕事にこだわらなければバイトも派遣もあるので職を失うことはほとんどありません。

一人一台スマホを持っているし、便利なアプリを使うこともネットから情報を得ることも簡単にできます。

物は溢れ、食べ物もゴミが問題になるくらい供給されています。

生活環境の衛生面も問題なく、国の健康保険のおかげで医療も十分に受けることができます。

こんなに最高な時代だからこそ、自分が本当に望んでいる生き方がしやすくなっているのではないかと思っています。

人生はもっと楽しいはずだ!!

こんな最高な時代に生まれているのに人生について悩んでいる時間が多いなんてもったいない!!!

自分の外側から正解を探すよりも、自分がどんな人生にしたいのか自分なりの正解を持って、それを叶えるために行動して時間を使った方が幸せになる可能性は高いと思います。

人生の答えが外側から見つからなかった方!!コーチングを取り入れることで今度は自分の内側から人生の答えを探してみませんか?

こんな風に育ったからこそ、こんな時代だからこそコーチングを知ってもらいたいし、体験してもらいたいと思っています。

コーチングの可能性

僕がコーチングのことを発信しているのは、コーチングを学んだり、受けたりすることが「よりよい人生」に繋がると本気で思っているからです。

それは、仕事、キャリア、人間関係、健康、環境、在り方、お金のことかもしれません。

コーチングを受ける目的、コーチングを学ぶ目的はいろいろあると思いますが、コーチングにはよりよい人生にするための「可能性」があると信じています。

だからコーチングを学んでもらいたいし、受けてもらいたいなと思っています。

このブログが「よりよい人生」のきっかけになれるように、ライフコーチとして頑張っていきます。