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【僕は双子の兄です】双子の感覚やよかったこと嫌だったことについて

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僕は双子の兄です。

二卵性双生児として生まれました。

なので一卵性の双子ほどそっくりではなく、大人になった今では顔や体型は兄弟くらいの違いになっています。幼いころはよく似ていました。

「双子に兄も弟もあるの?」と思うかもしれませんが、正直自分でもよくわかりません。

僕が最初にお腹から出てきたので、「最初に出てきたから一応お兄さんでいいんじゃない?」みたいな軽い感じで決まりました。

僕の兄弟は兄と姉と僕たち双子の4人兄弟です。

そのまま自己紹介をすると、必ずといっていいほどどっちが先に生まれたのかを聞かれます。その説明が面倒なので僕は「双子の兄です」と自己紹介をしています。

弟は「末っ子です」と自己紹介するそうです。自己紹介の後の話の流れで双子だと言うことが多いそうです。

僕自身は兄だろうが弟だろうがどっちでもいいと思っています。

この記事では、双子の感覚や双子でよかったこ嫌だったことについて、双子として生まれた僕が自分の経験をまとめてみようと思います。

双子でもいろんな双子がいるので、「双子」という枠で一般化せずに、こんな双子もいるんだなぁくらいで聞いていただけるといいと思います。

双子について少しでも参考になればうれしいです。

双子の感覚について

テレパシーは使えない

家族以上の特別な存在

価値観は違う

喧嘩はよくする

テレパシーは使えない

学生の頃は「双子だからテレパシーとか使えるんでしょ?」と言われることがありましたが、テレパシーは使えません。世界中を探せば一組くらいはいるのかもしれませんが、僕は使えません。

ただ、言葉にしなくても雰囲気や表情で相方のことは自分のようによくわかります。

幼いころから、朝起きてから寝るまで、トイレ、風呂、遊び、学校、部活、本、ゲーム、服まで同じ生活だったので、相方といる時間は自分の時間と同じでした。

家族や友達よりも一緒に過ごした時間が多いので、雰囲気や表情だけで相方のことがわかるというのは当たり前なのかもしれません。

家族以上の特別な存在

家族でも仲の良い友達でも、1年以上同じ物を見て聞いて触れて同じ体験をすることはないでしょう。

家族や仲の良い友達以上の特別な存在という感じです。

自分の分身に近い感じです。

価値観は違う

自分でも不思議に思うのは、食べ物、娯楽、学校、部活など全て同じことを経験しているのに好き嫌いや価値観は同じにはなりませんでした。

まったく同じ環境で育っても、人はそれぞれ違うということを実体験から知ることができました。

中学生くらいから、お互いの価値観が変わってきたなと感じはじめました。そして高校生になると、相方は専門学校に行くために3年間バイトに捧げ、僕は何も考えていなかったので3年間サッカーに捧げました。

価値観が似ているところも多いのですが、双子でも9割以上は違うのではないかと思います。

喧嘩はよくする

大人になってからはありませんが、学生の頃はよくケンカをしていました。

殴り合いはほとんどありませんでしたが、口喧嘩は多かったです。

まったく同じ時間を過ごしているので、そりゃあケンカが起こる頻度は増えます。

ケンカは増えますが、ケンカしたあとも同じ時間を過ごさないといけないことをお互いに知っているので、仲直りは早いです。

ずっとケンカをしていては親にも怒られますし、お互いにとっても面倒になることをよく知っているからです。

人生の中で一番ケンカをした相手は相方だと思います。

双子でよかったこと

大人になった今では、生活リズムも環境も違うので双子でよかったことはありませんが、学生の頃は双子は役に立ちました。

それがこの3つです。

かわいがられる

遊び相手に困らない

全てが2倍

かわいがられる

とりあえず年上からすごくかわいがられます。

子供はみんなかわいがられるものだと思うのですが、双子の威力はすさまじかったです。

双子は珍しいので、最初の第一印象がとてもいいものに変わるというのは双子であるが故の特権だと思いました。

しかし小学4年生くらいになると、かわいいと言われるのが恥ずかしくなってきたので、めんどくさい気持ちになっていったのを覚えています。

遊び相手に困らない

このメリットは大きかったです。

常にもう一人いるので、休日に暇で困るということはありません。

カードゲームも自宅で対戦ができるし、対戦ゲームもコンピューターと遊ぶ必要はありません。

逆に一人で遊ぶということがほとんどないので、一人になった時はとても困るということはありました。

いつも友達の家に遊びに行っているようなものでしょうか。

全てが2倍(全てが半分)

双子なのでいろんなことが2倍になります。もしくは、2人で半分になります。

しかし、半分になることが悪いわけではありません。協力すれば2人で半分もいいものに変わります。

宿題のスピード2倍

宿題が2倍の速さで終わります。宿題を半分に分け、それぞれが終わらせます。それを交換すれば書き写して終了です。

どっちが簡単な宿題にするかでケンカにはなりますが、1人でするよりは早く終わるので、たくさん遊ぶことができました。

物が2倍

ゲームや自転車などの高価な物は2人で1つになることが多かったですが、基本的に本やおもちゃは2倍になりました。

それぞれが欲しい物買ってもらって交換するという考えよりは、親から2つ買ってもらえるから2人が欲しい物を2つ選ぼうという考えで選んでいました。これなら、相方の物には興味がないからと損した気分にならず、必ず自分がほしい物が2つ手に入ります。

この原理を応用して、高価なものが欲しい時は2人で1つにしてもらうかわりに買ってもらいやすくするという方法を使っていました。

2人で協力することが、お互いにとって利益が最大になるということを覚えました。

双子で嫌だったこと

双子で悪かったことはありませんが、嫌だったことはあります。

それがこちらです。

名前を一つにまとめて呼ばれる

常に比べられる

名前を一つにまとめて呼ばれる

これが一番嫌でした。

中学生くらいまでは二卵性でもそれなりに似ていました。名前を間違えられると、基本的には「僕はスンシンの方です」と必ず間違えていることを指摘していました。

どっちが聞いても同じことなら、指摘せずにそのまま聞くこともあるのですが、基本そのやりとりが増えてしまいます。

相手もそれをしっているので、僕の名前と相方の名前を合わせて呼ぶことでそのやりとりを省略するという方法を使うようになっていきました。

両方呼べば間違えではないので、どっちに伝えても同じ内容は名前をまとめて呼ばれます。

どちらで呼んでも構わないのですが、双子の僕の気持ちとしては、できれば双子でも名前はしっかりと呼んでもらいたいです。

常に比べられる

これはしょうがないのですが、常に比べられるというのはプレッシャーになります。

学校の成績も、部活での評価も、運動能力もどうしても比べられてしまいます。

常に比べられているせいか、お互いに負けまいと頑張るので能力は拮抗してきます。

この頑張り方も、それぞれが頑張るというよりか、お互いがお互いを補いながら頑張っていました。

2人とも苦手なことなら2人で一緒に勉強したり、練習したりしました。得意なことは相方に教え、相方が得意なことは教えてもらいました。

比べられるのは嫌でしたが、相方も嫌だということを感じるので、お互いに協力しながら頑張りました。

双子の感覚よかったこと嫌だったこと:まとめ

僕は双子で生まれてよかったと思っています。

双子ではない人がほとんどですが、1人で生まれて悪かったと思う人はいないと思います。

それと同じ感覚で双子で悪かったとは思いません。ただ、双子だったというだけです。

双子というのはただの属性でしかないので、「双子だから〇〇」とかは結構どうでもいいことだと僕は思っています。

それよりも、双子だとしてもそれぞれのことを1人の個人として見てあげることの方が大切だと思っています。

双子でもいろんな双子がいるので、あまり「双子」という枠で一般化せずに、こんな感覚をもった双子もいるんだねくらいで参考にしてもらえるとうれしいです。